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栄養士が考えるコーチング|杉山芙沙子さんの講演を聴いてのレポート

 
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スポーツ栄養道場道の南部です! 若い弟子たちを引き売れてスポーツ栄養を広めていきます!

「とくしまスポーツ懇話会」

テーマ:世界で羽ばたく才能や可能性を引き出すコーチングやサポート

講師:杉山芙沙子さん

 

親でかつコーチを務めるって複雑なのでは…?

才能や可能性ってどうやって引き出してどうやって伸ばすのだろうか…?

 

そんな疑問を片手に、プロテニスプレーヤーの杉山愛選手のお母様でもありコーチでもある杉山芙沙子さんの講演を聴いてきました!

スポーツ選手をサポートする人だけでなく、子育てをする親御さんにとっても大切なポイントが盛りだくさんな講演会で、以下の3つが最も印象的でした。

 

 

①親とコーチで最もことなる点

親は親として子ども・選手の成長やプロセスにこだわるのに対して、コーチの場合それだけではなく結果にこだわらなければならないことです。

よく「親がコーチをすると失敗する」と耳にするのですが、その理由は「事実と感情が交じってしまう」ことにあるそうです。

 

例えば選手が負けてしまった際に「なんで負けしまったの!」「なんであんな動きしたの!」と感情的になってしまうことがあると思うのですが、こういった場面ではきちんと「事実と感情を区別し、共有する」ことが大切になってきます。

“負けた”という事実を認識した上で“悲しい”という気持ちを共有し、負けた原因を一緒に考えようか、と声をかけていくことが重要になります。

 

②選手の人間力を高めるために、サポートするときに気をつけること

サポートをしていく上で最も大切なことは、選手の個性的な性格を理解し、リスペクトすること。それを実行に移していく上で大切なポイントは、、、

 

1.答えは相手の中にある

ただ情報を伝え、ああしようこうしようと指導していくのではなく、選手が納得した選択・練習を行うには選手自らが何を語るかに耳を傾けることが大切です。

 

2.気づきを促す質問を常に考える

まだ自分の言葉で試合の内容や結果、今後どうしていきたいかを上手く話せない選手の場合、コーチとして「さっきの試合どう思った?」などといったYes/Noではない質問を投げかけることが重要です。

その際に、選手からの答えがなかなか返ってこなくても待つことが大切で、選手自身の人間力、すなわち自分で考え、整理し、相手に伝えられる力に繋がります。

 

3.子どもと親・選手とコーチが同じ方向を見る

どこに目標を置き、どういう風になっていきたいか。

そのイメージをすり合わせるためには「向かい合う」のではなく「同じ方向を見る」ことが大切で、選手だけを見つめるのではなくて選手の周囲の環境を見ることで視野を広く持てます。

 

4.子ども・選手が考えられないような情報を提供する

同じ方向を見ることで視野を広く持ちつつ、選手だけでは見えない部分を選手に伝えることが大切です。

スキルの面はもちろんのこと、勝敗や結果に対しての考え方などを含め様々な角度から情報を提供することで、次なるステップに繋げて行きます。

 

③親・コーチの哲学とミッション

 自分自身を知ることはどんな場面・状況においても重要で、それは親やコーチの立場でも同じだということを実感しました。まず、

 

1.哲学を持つこと

自分の考えや想いを知ることが大切で、今回は「人生理念のキーワード表」の中から自分にあったキーワードを3つ選びました。(例:楽しい、挑戦、信用など)

 

2.哲学に基づくミッションは何か?

これは自分の考えを形にしていくうえで、自分がすべきことです。

それらを軸に、家族・チームで実現していくためには自分の想いを言葉にしつつも感情をコントロールして相手の意見に耳を傾ける力が必要です。

 

そう、大切なのはコミュニケーション能力なのです。

 

まとめの感想

世界で羽ばたくには人間力の掛け算が大切で、その人間力をどれだけ引き出せるかが親でありコーチのミッションになってくるように思いました。

そして何よりも、その人間力は「自分の意見をきちんと言う・伝える・思考する・判断する・他人に感謝する」などといった本当の本当に基本的なことを積み重ねた先にある“コミュニケーション能力”なんだということを改めて実感した1時間でした。

 

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