エナジードリンクを1日3本。この本数だけでは多いとも少ないとも判断できません。
なぜなら同じ3本でもカフェインは57mgから426mgまで約7.5倍の差があるからです。
さらに面白いのはカフェインが少ない商品ほど3本飲めるとは限らないこと。本数・成分量・製品の用法は別々の物差しです。
エナジードリンクは1日何本まで?本数だけでは決まらない
ここでは同じカテゴリーの商品を比べるのではありません。カフェイン入り飲料を3本と数えたときの違いを見るため、食品3商品と指定医薬部外品1商品を意図的に並べます。
| 商品・容量 | 区分 | 1本のカフェイン | 3本の計算値 |
|---|---|---|---|
| モンスターエナジー355ml | 食品(エナジードリンク) | 142mg | 426mg |
| レッドブル250ml | 食品(エナジードリンク) | 80mg | 240mg |
| リポビタンD100ml | 指定医薬部外品 | 50mg | 150mg ※3本は用法外 |
| オロナミンC120ml | 食品 | 19mg(分析値) | 57mg |
モンスター355mlを3本なら426mg。オロナミンC120mlを3本なら57mgです。同じ3本でも中身は同じではありません。
モンスターは100ml当たり40mgなので、40×3.55で1本142mgと計算しました。別サイズや別商品には当てはめず、手元の表示を確認してください。
表は比較のための計算であり、3本飲むことを勧めるものではありません。
150mgでも3本飲めない商品がある
表だけならリポビタンD3本のカフェインは150mgです。モンスター3本よりかなり少なく見えます。
ところがリポビタンDは指定医薬部外品です。成人15才以上は1日1回1本100mlという用法・用量があり、3本はカフェイン量にかかわらず用法外です。
カフェインが少ない順と、飲んでよい本数の順は一致しません。 ここがエナジードリンクを本数だけで比べられない理由です。
400mg以下でも一度に飲めば話が変わる
欧州食品安全機関(EFSA)は健康な成人について、カフェインは1回200mgまで、1日に分けて400mgまでなら安全性への懸念は生じにくいと評価しています。
ここには1回と1日という2つの時間があります。
例えばモンスター355mlは2本で284mgです。一日の400mgは下回りますが、2本を一度に飲めば1回200mgを超えます。
反対に時間を空けても、コーヒーやお茶から摂ったカフェインは一日の合計に加わります。エナジードリンクだけを数えて400mg以下でも、全体では超えるかもしれません。
400mgは目標量でも、そこまでなら誰でも大丈夫という保証でもありません。
この一般成人向けの数字は妊娠中・授乳中や子どもには当てはめません。持病や服薬がある方も、かかりつけ医や薬剤師に確認してください。
自分の3本を30秒で確かめる
まず缶や瓶で1本の容量とカフェイン量を見ます。100ml当たりの表示なら、容量を掛けて1本分に直します。
次にその日の本数を掛け、コーヒーやお茶の分も足します。最後に製品固有の用法がないかを確認してください。
就寝近くのカフェインは睡眠に影響する場合もあります。朝から夜まで分ければよいという話でもありません。
見る順番は本数ではなく、1本分・1回の合計・一日の合計・製品の用法です。
まとめ:同じ3本でも中身とルールが違う
3本という数字だけでは判断できません。商品が変わればカフェイン量が変わり、成分量が少なくても製品の用法で3本飲めない場合があります。
動悸・めまい・吐き気などがある場合は、目安以下だからと飲み続けず医療機関に相談してください。 本数を減らすだけで対応できるとは限りません。

出典
- モンスター公式製品情報・国内販売元アサヒ飲料:カフェイン40mg/100ml、355ml缶。
- レッドブル公式製品情報:250ml中80mg。
- 大正製薬 リポビタンD:100ml中50mg、用法・用量。
- 大塚製薬 オロナミンC:120ml中19mg(分析値)。
- 欧州食品安全機関 Caffeine:健康成人の単回量・一日量の評価と睡眠への影響。
- 農林水産省 カフェインの過剰摂取について・米国食品医薬品局の解説:摂取源・症状・不調時の相談。
商品情報は2026年9月17日確認。この記事は一般的な情報の整理であり、個別の診断・指導ではありません。
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